2017年4月21日金曜日

4月8日ワークショップ開催ご報告

ご報告が遅くなりました。

4月8日(土)に開催しましたワークショップのご報告です。

活動2年目となるあおもり和ハーブの会、

第1回目の開催企画は

「和ハーブティーと地域素材のお菓子でおしゃべりしよう!
 
 自然にある和ハーブとのつきあい方をThinkin'&Talkin'!ワークショップ

と称して、NPOつがる野自然学校の谷口哲郎さんを

ファシリテーターにお呼びしました。


この企画は、昨年5月に谷口さんの活動フィールドで

白神山地の自然や植物のことを教えてもらいながら

和ハーブクッキングを体験する企画を開催したとき、

森での作法について教えていただいたことが

きっかけとなっています。


今回のワークショップを通して、

青森の自然と共に暮らしてきたマタギの世界観、

自然への接し方や、白神山地の現状を知った上で、

改めて和ハーブと自分のこと、

和ハーブとのつきあい方について

皆さんと考え、話しあうことができました。



以下、ワークショップでのエピソードを少しご紹介いたします。



今回のワークショップの持ち物として

地域素材のお菓子を持ち寄りをお願いしていましたら、

沢山の素敵なお菓子が集まりました!

カワラケツメイ水で作ったパウンドケーキ

クロモジ入りのクッキー

干柿とごまとふきのとうで作られたお菓子

桜の花入り紅茶ゼリー、

ドライフルーツにお餅などなど、、、、


これだけでテーブルが賑やかに。

食べきれないほどのお菓子が並びました。

ご紹介する時間がとれなくてとても残念でしたが、、、

皆様、ご協力ありがとうございました!



皆さんが用意してくださったお菓子をつまみながら、

谷口さんから「白神山地からのメッセージ」という題目で、

白神山地の現状と、マタギの自然の恵みを大切にする在り方を

ご紹介いただきました。

実際に白神山地の自然保護・保全活動に関わり、

マタギの方々と親交があるからこその

リアルな体験などを聞くことができ、とても興味深く

お話をきくことができました。





休憩後は、2つのグループをつくって、想いや意見を出し合いました。

「和ハーブを通して伝えたいことは?」

について各自が想いを述べ、聞いている人が紙に書き込み、

共通項をみつけながら更にそれについて意見を出し合います。

そして、

「持続可能な暮らしとは?」

についてみんなで考えていきました。


自分の思いを発し、

仲間の意見に耳を傾け

一緒に考えていく。

とても充実した時間になりました。


今ある植物、植物の持つ力を大切にしていくこと、
(植物のもつアクさえも!)

「知る」ということ、そして知ったことを

行動に移していくこと、伝えていくこと

が各グループの意見として上がりました。



山菜やキノコなどの採り方をみていてもわかるとおり

植物に詳しい=植物を大切にしている人ではありません。

知って、体験し、更に知って己を振り返り、

それを行動におこしていくことで、

和ハーブの扱い方をマスターしていきたいものです。


開催時間が短く、

もう少し振り返りの時間がほしかったところですが、

帰り際の皆さんの顔が充実感に溢れているように

みえたので、満足していただけたかな、と思っています。


私達に有意義な時間を提供してくださった

NPOつがる野自然学校谷口哲郎さん、ありがとうございました。


谷口さんは、白神山地を中心とした津軽地域一円で

自然体験活動を行っています。

ぜひ一度ご参加ください。

NPOつがる野自然学校HP



今年度のあおもり和ハーブの会の活動ですが、

【夏~初秋頃】
野辺地町にあるカワラケツメイの見学とクッキング

【秋頃】
新郷村で和ハーブ体験&昔語り会

を予定しています。