五戸町にあるハーブ&ベリーの小さな農園「このみ苑」さんにて、
和ハーブ観察とお茶摘み体験を開催しました。
(告知から開催まで日がなかったこともあり、
ブログでの告知はしておりませんでした。
ご興味あった方々にはお詫び申し上げます。)
この企画は、八戸市にてハーブと紅茶のお店てぃーらんぷ主宰の
山内瞳さんの提案により開催することができました。
青森でチャノキが栽培されているのは珍しいこともあり、
(商用としての生産は、茨城県や新潟県以南になり、
東北は自家用の栽培程度の生産とのこと。)
今回も、お茶の先生、チャノキ栽培の歴史ある寺院のご家族、
バーテンダーさん、花卉栽培家さん、アロマセラピストさんと
県内から様々な立場の方々が参加してくださいました。
第1部はこのみ苑さんで茶摘み&和ハーブ観察、
第2部は五戸町公民館で茶揉みと和ハーブランチづくり
という2部構成で行いました。
まず第1部。
このみ苑の苑長橋本さんとティーランプ山内さんの案内で、
苑内のお茶摘み体験と和ハーブ観察です。
あいにくの雨ではじまった1日でしたが、
摘み取りをはじめるころには雨があがり、とてもよい感じに。
山内さんから今回茶摘み体験をするチャノキの品種「やぶきた」について、
詳しい説明をききながら、
「1芯2葉」で、自然とぽきっと折れる部分を採取するお茶摘み体験です。
緑茶の場合は、手に持つだけで発酵がはじまるので生産する場合はすぐかごに入れることや、
青森という寒いところでも、林がうまく風をよけてくれる地形を生かして栽培していること
など、体験しながら様々なお話しをうかがいました。
同時進行でお昼に食べるベリー摘み体験もしました。
果実摘みっていつのまにか真剣になるものですね。
ワイワイと、でも気が付くと一生懸命に。
おかげで、ランチはたっぷりベリーデザートになりました。
和ハーブではありませんが(笑)
綺麗なので掲載させていただきます。
休憩時間はてぃーらんぷさんのこのみ紅茶とコーン茶を。
どちらもこのみ苑でとれたもので、
紅茶はてぃーらんぷさん、コーン茶は苑長の息子さんが作った手作りのお茶です。
休憩後は、和ハーブ観察です。
ニホンハッカ、ナギナタコウジュ、クロモジ、ニガキ、
マタタビ、サルナシ、アマチャ、クワ、サンショウ、
エビガライチゴ、オトギリソウ、、、、
などなど数えられないほどの豊富な和ハーブを
苑長橋本さんの案内で観察していきました。
ベニバナの花。
ニガキの実。
アマチャの花。
ナツハゼの実。
ここで一部終了です。公民館に移動して第2部です。
第2部。
お茶揉みを行いながら、
和ハーブランチと、チャノキの蒸留水づくりです。
ここでは、十和田市でアロマスクール「ベルナデッタ」を主宰している沼内美加子さんが
お料理と蒸留水づくりを担当してくださいました。
茶揉み体験では、
蒸し炒りと釜炒りの両方を体験しました。
緑茶の場合は、発酵しないように手早く作る必要があるため、
採りたてを使って茶揉みを行います。
熱を通して、押しながらまとめる、という行為をくりかえすこと5回以上。
押しすぎないように、丸めながらパンをこねるようにまとめて熱して、、、
力も必要で、かつ繊細な作業に皆さん真剣に体験されていきます。
横では、チヤノキを使ったジェノベーゼ、ピザ、
茶粥、このみ苑産の野菜サラダとベリーでデザートをつくります。
ランチが出来上がるころには、茶揉みもなんとか形になりました。
豪華ランチに舌鼓を打ちながら、
チャノキの下葉で蒸留水づくりも行われました。
蒸留水と残渣水のどちらかをお持ち帰りいただきました。
盛りだくさんの1日でしたが、
今回企画してくださった山内さんのお茶にかける情熱とこだわりがみえた企画。
皆さん大満足しておられました。
そして、お料理と蒸留水づくりの準備をしてくださった沼内さんのアイデアとサポートに
支えられた企画でもありました。
今回体験させていただいたこのみ苑のチャノキでつくられた紅茶
「このみ紅茶」は、
地紅茶サミットで北限の紅茶として登録されたそうです。
価値あるこの名誉、みなさんで支えあいながら持続させていきたいものです。
興味のあるかたはぜひてぃーらんぷ山内さんの「このみ紅茶」を飲んでみてくださいね。
【八戸市の小さなティーサロン「てぃーらんぷ」】 http://ameblo.jp/tea-lamp/
また、アロマやハーブの知識と経験を活かして、
お料理からクラフトまで様々な使い方を提案されているアロマスクール
「ベルナデッタ」沼内さんの講座もぜひ受講ください。
【アロマとハーブのスクール「ベルナデッタ」】http://www.aroma-bernadette.com/
お二人とも、あおもり和ハーブの会の活動が始まったときからの中心メンバーです。
そして、今回このように充実した和ハーブの体験の場を提供してくださった
このみ苑の橋本様、ありがとうございました!
あおもり和ハーブの会では、今回のように地元の和ハーブに
精通している方から学び、和ハーブに詳しくなる機会を今後も作っていきたいと
思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿