11月10日(金)、新郷村のトウキ生産者平葭さんを訪ね、
トウキ畑見学とそばうち体験をし、
古民家を利用させていただきながら、
成田キヌヨさんの昔語りを聞く勉強会を開催いたしました。
トウキ生産者である平葭さんは、
普段は、自然栽培でお米やそばなどの穀物類をメインに生産しています。
トウキに魅せられた会員達から現地を訪ねてみたい、普段は、自然栽培でお米やそばなどの穀物類をメインに生産しています。
という希望もあったことから、今回この企画を設けました。
残念ながら、トウキは収穫後でしたが、
今年は根の収穫をしなかったとのことで、
刈り取り後に成長したトウキを見ることができました。
「よければ摘んでいってください」今年は根の収穫をしなかったとのことで、
刈り取り後に成長したトウキを見ることができました。
とおっしゃってくださったので、摘みながら、
平葭さんにトウキ生産についていろいろと質問をする時間を設けました。
生産者さんの苦労、日本の薬草事情を知ることができました。
各自片手分の量のトウキをゲットすることができました!
トウキ畑での見学の後は、川代ものづくり学校へ移動し、
新郷村で収穫したばかりのそば粉でそばうち体験を行いました。
新郷村で収穫したばかりのそば粉でそばうち体験を行いました。
講師は引き続き平葭さんが行ってくださいます
平葭さんの見事な手さばきに一同見惚れながら私達も実際に体験します。
簡単に見えて、意外と難しく力も必要なそばづくり。
うまくいく人、行かない人、それぞれですが(笑)
そばってこういう風に作るんだ!という過程を体験できました。
要所要所でわいわいと改善策を出し合いながら完成です。
作ったそばを早速いただきました。
爽やかなそばの味が楽しめる新そば。
今年初めての新そばだったとのことでしたので、
今年の出来などを聞きましたら、
新そばの緑色が出るように少し挽き方を変えてみようかなと
生産者ならではの感想をお聞きすることができました。
今回使用したそばや普段栽培している自然栽培のお米は
ネットで購入することができます。
「自然栽培物語」
http://shizensaibai.theshop.jp/
午後は古民家へ移動し、平葭さんのお父様が移築した古民家で、
十和田市在住の成田キヌヨさんのお話を伺いました。
成田キヌヨさんは、
今の西目屋村にある津軽ダム(旧目屋ダム)に沈んだ砂子瀬の出身です。
小さな頃、母親に聞かされた100の昔語りのうち
今でも70の語りができるキヌヨさん。

何がいいかな~、と言いながら
流れ出すように昔語りが始まります。
カニと猿の話、意地悪なおじいさんが最後には痛いめにあう話、
ご先祖様のアドバイスで化け物を退治する話、、、。
私たちの世代は、祖母や母から昔話を聞く機会がなく育ちましたので、
聞くこと自体が貴重な経験です。
農耕の知恵、動物に関する情報、
そして人として気を付けることなど
が織り交ぜられていて、
原住民が口承で残してきたストーリーテラーと
共通するところがあることを感じました。
もしかしたら、
文字がまだ一般に普及していなかった時代、
文字がまだ一般に普及していなかった時代、
生きる知恵を子孫に伝えるためのツールとして
昔語りはあったのかもしれません。
今は70しか覚えていない、、、といいつつも、
思い出すと20~30は一気にお話しできる、
と元気よくお話されていたキヌヨさんが
とても印象的でした。
受け継がれてきたお話には魂がこもっている。
もっと時間を設けて、ゆっくりじっくりと昔語り
に耳を傾けることができたら、と感じました。
に耳を傾けることができたら、と感じました。
昔語りの時間では、
各自用意した持ち寄りの品を味わいました。
各自用意した持ち寄りの品を味わいました。

皆さんが用意した一品の素晴らしいこと!
ガマズミの実を飾りした小豆ごはん、和ハーブお汁粉、
自分で栽培した野菜とこんにゃくの炒め物、やまなしのコンポート、
カワラケツメイ茶に、トウキとトマトのスープ、
和ハーブを使ったお菓子類と盛りだくさんでした。
いろり、地元でとれた食べ物を皆で共有すること、そして昔語り、、、。
無条件にほっと一息つける、そんな時間を過ごすことができました。
参加された皆様ありがとうございました。

そして、トウキ畑見学、そばうち体験、古民家のいろりの準備等
1日にわたり私達が快適に過ごせるように配慮してくださった
平葭さん、ありがとうございました。
あおもり和ハーブの会の今年度の活動はすべて終了いたしました。
来年は定例の企画は行わず、不定期の開催になります。
どうぞよろしくお願いいたします。
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