2019年9月16日月曜日

【9月28日】あおもり和ハーブ収穫祭のお知らせ

今年から活動を再開した
あおもり和ハーブの会企画開催のお知らせです。

9月28日(土)、七戸町の東八甲田家族旅行村をフィールドに
「あおもり和ハーブ収穫祭」と称して
観察会&一品持ち寄り会を開催します。


【あおもり和ハーブ収穫祭】

ゆったりと秋の森を散策し、
和ハーブ談義を楽しむ会に参加しませんか?

一品持ち寄り会では、
和ハーブや地元食材を使ったお料理なら
なんでもOK!
わいわいと、自由に和ハーブについて語りあいましょう。

遠方の方もぜひご参加ください。
コテージは宿泊可能ですので、
体を休めて次の日にゆっくりと帰ることができます。

会員非会員問いません。
今まで興味があったけど、なかなか参加できなかった、、、
という方はぜひご参加ください。

観察会だけでも、
和ハーブ収穫祭と称した一品持ち寄り会だけでも、
全然かまいません。
お友達や家族を誘って、どうぞお気軽にご参加ください。


日時:2019年9月28日(土)14時~翌29日(日)9時
※日帰り、宿泊参加選択可能です。詳細はスケジュールをご覧ください。

場所:東八甲田家族旅行村8人用コテージ
(上北郡七戸町字左組142-1)

参加費:
【日帰り】(会員)無料 (非会員)500円
【宿泊】(会員・非会員)実費(コテージ13,000円+αを人数割)

定員:なし(宿泊可能人数は12名)

スケジュール:
9月28日(土)
14時~15時 ⓵和ハーブ観察会(家族旅行村内散策道)
15時~   ⓶和ハーブ収穫祭(第1部)
~17時  一旦解散 
17時~   ③収穫祭(第2部)
※宿泊組はそのままコテージに宿泊
※各自スケジュールに合わせて自由にご参加ください。

9月29日(日)
9時頃    解散

申し込み方法:
aomori.waherb@gmail.com
あおもり和ハーブの会宛てにお申込みください。
その際、参加する時間帯をお知らせください。
(全部参加、⓵.⓶のみ参加など)
宿泊される方は併せてお知らせください。
宿泊者の情報を報告する必要があるので、折り返しご連絡します。
なお、宿泊希望の方は宿泊先への報告期限のため、
9月24日(火)までにお知らせください。

2017年11月12日日曜日

11月10日勉強会開催報告「トウキ生産者さんと楽しむそばうち体験と成田キヌヨさんによる昔語りの会in新郷」


1110日(金)、新郷村のトウキ生産者平葭さんを訪ね、
トウキ畑見学とそばうち体験をし、

古民家を利用させていただきながら、
成田キヌヨさんの昔語りを聞く勉強会を開催いたしました。



トウキ生産者である平葭さんは、

普段は、自然栽培でお米やそばなどの穀物類をメインに生産しています。
トウキに魅せられた会員達から現地を訪ねてみたい、

という希望もあったことから、今回この企画を設けました。


残念ながら、トウキは収穫後でしたが、

今年は根の収穫をしなかったとのことで、

刈り取り後に成長したトウキを見ることができました。
「よければ摘んでいってください」

とおっしゃってくださったので、摘みながら、

平葭さんにトウキ生産についていろいろと質問をする時間を設けました。

生産者さんの苦労、日本の薬草事情を知ることができました。


各自片手分の量のトウキをゲットすることができました!


トウキ畑での見学の後は、川代ものづくり学校へ移動し、

新郷村で収穫したばかりのそば粉でそばうち体験を行いました。
講師は引き続き平葭さんが行ってくださいます

平葭さんの見事な手さばきに一同見惚れながら私達も実際に体験します。

簡単に見えて、意外と難しく力も必要なそばづくり。

うまくいく人、行かない人、それぞれですが(笑)

そばってこういう風に作るんだ!という過程を体験できました。


要所要所でわいわいと改善策を出し合いながら完成です。


作ったそばを早速いただきました。
爽やかなそばの味が楽しめる新そば。
今年初めての新そばだったとのことでしたので、
今年の出来などを聞きましたら、
新そばの緑色が出るように少し挽き方を変えてみようかなと
生産者ならではの感想をお聞きすることができました。

今回使用したそばや普段栽培している自然栽培のお米は
ネットで購入することができます。

「自然栽培物語」

http://shizensaibai.theshop.jp/



午後は古民家へ移動し、平葭さんのお父様が移築した古民家で、
十和田市在住の成田キヌヨさんのお話を伺いました。

成田キヌヨさんは、
今の西目屋村にある津軽ダム(旧目屋ダム)に沈んだ砂子瀬の出身です。
小さな頃、母親に聞かされた100の昔語りのうち
今でも70の語りができるキヌヨさん。

何がいいかな~、と言いながら
流れ出すように昔語りが始まります。

カニと猿の話、意地悪なおじいさんが最後には痛いめにあう話、
ご先祖様のアドバイスで化け物を退治する話、、、。


たちの世代は、祖母や母から昔話を聞く機会がなく育ちましたので、
聞くこと自体が貴重な経験です。


語りをきいているうちに、

農耕の知恵、動物に関する情報、

そして人として気を付けることなど
が織り交ぜられていて、
原住民が口承で残してきたストーリーテラーと
共通するところがあることを感じました。

もしかしたら、

文字がまだ一般に普及していなかった時代、
生きる知恵を子孫に伝えるためのツールとして
昔語りはあったのかもしれません。



今は70しか覚えていない、、、といいつつも、
思い出すと2030は一気にお話しできる、
と元気よくお話されていたキヌヨさんが
とても印象的でした。


受け継がれてきたお話には魂がこもっている。
もっと時間を設けて、ゆっくりじっくりと昔語り

に耳を傾けることができたら、と感じました。



昔語りの時間では、

各自用意した持ち寄りの品を味わいました。



皆さんが用意した一品の素晴らしいこと!
ガマズミの実を飾りした小豆ごはん、和ハーブお汁粉、
自分で栽培した野菜とこんにゃくの炒め物、やまなしのコンポート、
カワラケツメイ茶に、トウキとトマトのスープ、
和ハーブを使ったお菓子類と盛りだくさんでした。


いろり、地元でとれた食べ物を皆で共有すること、そして昔語り、、、。
無条件にほっと一息つける、そんな時間を過ごすことができました。


参加された皆様ありがとうございました。

そして、トウキ畑見学、そばうち体験、古民家のいろりの準備等

1日にわたり私達が快適に過ごせるように配慮してくださった

平葭さん、ありがとうございました。



あおもり和ハーブの会の今年度の活動はすべて終了いたしました。
来年は定例の企画は行わず、不定期の開催になります。
どうぞよろしくお願いいたします。



2017年9月21日木曜日

トウキ生産者さんと楽しむそばうち体験と成田キヌヨさんによる昔語りの会in新郷


新郷村で自然農栽培を実践しているトウキ生産者さんを訪ね、
晩秋の田畑を見学し、そばうち体験を行います。
できたてのそばを試食した後は、古民家へ移動。
成田キヌヨさんによる昔語りに耳を傾けます。
各自持ち寄った品をいただきながら、晩秋の和ハーブ時間を過ごしましょう。



日時:1110日(金)10時~15時半

場所:新郷村

集合場所:新郷村役場駐車場
青森県三戸郡新郷村大字戸来字風呂前10)
数台で乗り合わせて移動します。

参加費:会員1,500円 非会員2,000

参加人数:10名程度

持ち物:エプロン、和ハーブや地物で作ったもの(一品)

スケジュール:

10時 集合。トウキ生産者平葭さんの畑見学(自然農の田んぼやトウキ栽培地)
※収穫後のため見学のみになります。

11時 そばうち体験

12時 そば試食(1人前を試食します。)

13時~13時半 古民家移動。持ち寄りの一品を紹介しながら準備

13時半~14時半 成田キヌヨさんの昔話

14時半~15時半 交流タイム 終了


お申込みお問合せは、
あおもり和ハーブの会 aomori.waherb@gmail.com  まで。
お名前と当日の連絡先(電話番号)を記入の上お申込みください。
お申込み後3日経っても返信がない場合は、
お手数ですが090-5591-0833までご連絡ください。




2017年8月28日月曜日

「野辺地町カワラケツメイ勉強会」のご報告



昨日開催いたしました8月27日(日)「野辺地町カワラケツメイ勉強会」のご報告
です。


昨日は朝10時半~野辺地町観光協会さんに集合し、カワラケツメイの畑見学、カワラケツメイを活用した食を堪能し、カワラケツメイについて学んでまいりました!!


ご案内していただいたのは、野辺地町観光協会の高田さん。
東通村でのイベントが朝からあったにもかかわらず、トンボ帰りで野辺地に戻ってきて、私たちを案内してくださいました。
(写真中央が高田さん。と、説明を聞く参加者の皆さん。)








 さて、まず最初はカワラケツメイの畑見学から。
ちょうど収穫前のふさふさしたカワラケツメイが見れるはず、、、でしたが、昨今の雨風により、なんと今年はカワラケツメイが倒れてしまい、一生懸命生産者さんが起こしている最中とのこと。。。。






それでも、小さな黄色い可愛いお花が少しついておりました。一生懸命頑張って咲いてる感じで応援したくなる可愛いお花です。(携帯撮影なので、写真構図の雑さにはご容赦ください笑)
 





 鞘もついており、さやの中は四角いお豆。やはりマメ科ですね!!



 来週収穫したら、焙煎を2度されるそうです。
高田さんのお話によると、焙煎時は香ばしい香りに作業場が包まれるとか。



最近芽生え始めたものについての質問を生産者さんにする和ハーブの会の方々。育てることに興味深々?





生産者の加賀さんと一緒に記念撮影。照れ屋さんで、顔が写らないんなら、、、と後ろのほうに小さくたたずんでいらっしゃいます(笑)







畑の見学後は、観光協会さんに戻り、カワラケツメイのドーナツと、アイスクリーム、そしてもちろんカワラケツメイ茶自体をいただきながら、カワラケツメイという植物について観光協会高田さんからその歴史や育て方、現在の野辺地町の取り組み、活用されている商品がいただけるお店の情報等のお話を伺いました。
ダイエットモニター実験から、カワラケツメイのアロマオイルを抽出しようと取り組まれたこと、粉末化への取り組み等、とても熱心に研究されていた軌跡が伺えました。
実際にお聞きしないと知らない情報がたくさん!!


ちなみに以前、お酒の後の肝臓に脂肪が溜まるのを抑制するという効果があるといった研究成果が出ていたようです。
これはお酒好きのオトナの皆さんには朗報!かも?
1か月間の飲用トライアルで10名中7名に効果が出ていたのも、ダイエッターとしては聞き捨てならない情報でした。早速飲み続けなくてはw




続いて、観光協会さんをあとにして、駅近くの松浦食堂さんへ。
今は閉店されていますが、松浦さんがこの日のためにお店を開けて、名物の茶粥定食を作ってくださいました。




感動の地元料理の数々!!!
どれもこれも美味しい!!
ドーナツ&アイスの後の食事としては、見た目ボリューミィですが、野菜やお豆腐等が多いので、あっさり食べやすい定食になっています。


もちろん、ごはんはカワラケツメイ茶でじっくりことこと煮た茶粥。
江戸時代に野辺地町の商家の旦那衆が飲んだ次の日の朝ごはんとして、すすっていたお粥だといいます。お酒で肝臓の脂肪が溜まるのを防ぐ効果があると近年の研究成果ではっきりしたことですが、昔の方は体感的に、本能的に何かそれを感じ取って、お粥として食べていたのでしょうか?
香ばしくて、ほっこり優しいお味。





定食には、オプションで野辺地の地元料理「けいらん」が付きました。
二色のクルミあずき白玉がすまし汁に入っていて三つ葉とシイタケが添えられた一品。こちらも甘じょっぱい組み合わせが美味しい伝承料理です。



最後はお話の楽しい松浦食堂さんのおかみさんをと参加者の皆さんで写真をパチリ★
おかみさんがお元気なうちは、2名以上でご予約いただければ、茶粥定食を出していただけるとのことですので、気になる方は予約されてみては?



カワラケツメイの勉強と野辺地の美味しいものを食べて食べて食べた今回の企画ですが、しっかり勉強もしてまいりましたので、今後カワラケツメイ栽培や、焙煎に講座や蒸留会等、得た知識が日々の皆さんの生活に役立っていけばと思います。


次は秋も深まった11月頃に新郷村で古民家での昔話の語りべさんのお話を伺い、当帰(トウキ)の畑見学と蕎麦打ち体験をする予定です。
ご興味ある方は、aomori.waherb@gmail.com
までメールでお問合せくださいませ。




~余談~
野辺地カワラケツメイのPRキャラクター「ケツメイ茶ン」(町非公認w)発見!!
ちゃんとカワラケツメイの種が四角いのに合わせ、顔も四角く、花も葉の下に描かれていました!
カワラケツメイのお菓子は焼き菓子からティラミスやプリン、アイスと多岐に渡り、野辺地町さんの取組みの熱意&愛を感じられますね。





























2017年4月21日金曜日

4月8日ワークショップ開催ご報告

ご報告が遅くなりました。

4月8日(土)に開催しましたワークショップのご報告です。

活動2年目となるあおもり和ハーブの会、

第1回目の開催企画は

「和ハーブティーと地域素材のお菓子でおしゃべりしよう!
 
 自然にある和ハーブとのつきあい方をThinkin'&Talkin'!ワークショップ

と称して、NPOつがる野自然学校の谷口哲郎さんを

ファシリテーターにお呼びしました。


この企画は、昨年5月に谷口さんの活動フィールドで

白神山地の自然や植物のことを教えてもらいながら

和ハーブクッキングを体験する企画を開催したとき、

森での作法について教えていただいたことが

きっかけとなっています。


今回のワークショップを通して、

青森の自然と共に暮らしてきたマタギの世界観、

自然への接し方や、白神山地の現状を知った上で、

改めて和ハーブと自分のこと、

和ハーブとのつきあい方について

皆さんと考え、話しあうことができました。



以下、ワークショップでのエピソードを少しご紹介いたします。



今回のワークショップの持ち物として

地域素材のお菓子を持ち寄りをお願いしていましたら、

沢山の素敵なお菓子が集まりました!

カワラケツメイ水で作ったパウンドケーキ

クロモジ入りのクッキー

干柿とごまとふきのとうで作られたお菓子

桜の花入り紅茶ゼリー、

ドライフルーツにお餅などなど、、、、


これだけでテーブルが賑やかに。

食べきれないほどのお菓子が並びました。

ご紹介する時間がとれなくてとても残念でしたが、、、

皆様、ご協力ありがとうございました!



皆さんが用意してくださったお菓子をつまみながら、

谷口さんから「白神山地からのメッセージ」という題目で、

白神山地の現状と、マタギの自然の恵みを大切にする在り方を

ご紹介いただきました。

実際に白神山地の自然保護・保全活動に関わり、

マタギの方々と親交があるからこその

リアルな体験などを聞くことができ、とても興味深く

お話をきくことができました。





休憩後は、2つのグループをつくって、想いや意見を出し合いました。

「和ハーブを通して伝えたいことは?」

について各自が想いを述べ、聞いている人が紙に書き込み、

共通項をみつけながら更にそれについて意見を出し合います。

そして、

「持続可能な暮らしとは?」

についてみんなで考えていきました。


自分の思いを発し、

仲間の意見に耳を傾け

一緒に考えていく。

とても充実した時間になりました。


今ある植物、植物の持つ力を大切にしていくこと、
(植物のもつアクさえも!)

「知る」ということ、そして知ったことを

行動に移していくこと、伝えていくこと

が各グループの意見として上がりました。



山菜やキノコなどの採り方をみていてもわかるとおり

植物に詳しい=植物を大切にしている人ではありません。

知って、体験し、更に知って己を振り返り、

それを行動におこしていくことで、

和ハーブの扱い方をマスターしていきたいものです。


開催時間が短く、

もう少し振り返りの時間がほしかったところですが、

帰り際の皆さんの顔が充実感に溢れているように

みえたので、満足していただけたかな、と思っています。


私達に有意義な時間を提供してくださった

NPOつがる野自然学校谷口哲郎さん、ありがとうございました。


谷口さんは、白神山地を中心とした津軽地域一円で

自然体験活動を行っています。

ぜひ一度ご参加ください。

NPOつがる野自然学校HP



今年度のあおもり和ハーブの会の活動ですが、

【夏~初秋頃】
野辺地町にあるカワラケツメイの見学とクッキング

【秋頃】
新郷村で和ハーブ体験&昔語り会

を予定しています。















2017年3月2日木曜日

あおもり和ハーブの会2017年活動スタート!

会の組織化から早いもので1年。
2年目となる活動は4月8日(土)に総会&勉強会を開催いたします。

総会は参加対象が会員(と入会希望の方)になりますが、勉強会はどなたでも参加できます。

今回は、野山にある和ハーブの採り方や山や森での歩き方など、
青森に住む私達が普段何気なく行っていることについて、
みんなで一緒に考えるワークショップ形式での開催になります。

春本番を迎える前にちょっぴり立ち止まって考えて、
今年1年の和ハーブ活動に自然への配慮をエッセンスとして加えていけたら
素晴らしいなと思っています。

和ハーブ好きな方でしたらどなたでも大歓迎ですので、どうぞお気軽にご参加ください。






















 ~和ハーブティーと地域素材のお菓子でおしゃべりしよう!~
 
 「自然にある和ハーブとのつきあい方をThinkin'&Talkin'!ワークショップ」


野山にある和ハーブの採り方や森や山に入ったときのマナー、ご存知ですか?
せっかく知ることができた和ハーブの魅力や知識をより深めるために、和ハーブを生かしていくことや環境保全の観点から地域の自然と上手に付き合うことについてみんなで一緒に考えるワークショップを開きます。
これを機会に和ハーブを生かし、和ハーブに生かされる真の和ハーブマスターへとステップアップしていきませんか?もちろんこれから考えていきたいという初心者の方も参加OK!)

持ち寄っていただいた地域素材のお菓子と当会の用意する和ハーブティーで、お茶会気分で楽しく進めていきましょう。

今回は、白神山地や岩木山などの津軽地方を中心に、地域で培われてきた自然と共に生きる精神を次世代につなげる活動を行っているNPO法人つがる野自然学校の谷口哲郎さんをナビゲーターにお迎えします。
谷口さんは、マタギの末裔や自然と共に暮らしてきた先輩方と共に、数多くの山野を歩く経験をされています。
もしかすると白神山地で学んだ自然とのつきあい方をお話しいただけるかもしれません。
ワークショップ終了後はそのままお茶会続行。和ハーブ好きな仲間と和ハーブな話題で交流しましょう!


【日 時】 平成29年4月8日(土)14時~15時半
    (~16時 交流会)
  ※ 13時から当会通常総会を開催していますので開場は総会終了後になります。
   予めご了承ください。

【場 所】 ゆ~さ浅虫4階小会議室

【参加費】 非会員1,000円  会員500円       

【定 員】 20名

【持ち物】 地域素材を使ったお菓子(手作り大歓迎!道の駅や地元菓子店など販売しているもの
      でもOK)、筆記用具

【講師(ナビゲーター)】 谷口 哲郎 さん(NPO法人つがる野自然学校 理事長)

【申込方法】氏名・住所・連絡先をご記入の上、あおもり和ハーブの会 
        aomori.waherb@gmail.comまでお申込みください。

 ※あおもり和ハーブの会の活動自体にご興味のある方は総会への出席も可能です。
   詳しくはお問合せください。

2016年10月18日火曜日

10月10日ご報告「あおもり藍の生葉たたき染め体験とマタギ・アイヌの和ハーブ活用を学ぶ」

10月10日に開催しました
「あおもり藍の生葉たたき染め体験とマタギ・アイヌの和ハーブ活用を学ぶ」
の報告です。

今回は、アイヌやマタギ、地域の植物利用文化について学びつつけ、
これらの分野への関わりも深い当会副代表の戸澤依香子さんによる企画です。


あおもり藍、マタギ、アイヌ、和ハーブ。
この組み合わせに、当初から反響が大きい企画でした。


会場は、黒石市黒森地区にある廃校を活用した「お山のおもしぇ学校」です。

午前中は、
あおもり藍工房から藤井一江先生他2名の先生をお迎えして
生葉たたき染め体験を行ないました。



青森藍の歴史から藍の効能など、
短い時間で豊富な情報を伝授くださったあと、
さっそくたたき染め体験です。

模様を付けたいところに生の藍を貼り付け、
バンバンとかなづちで叩くだけ、という
とてもシンプルな方法でできてしまう生葉染め。

綺麗にできるポイントは
先生曰く「親のかたき」のように強く叩くこと(笑)



はじめは配置に悩みながらおそるおそる行っていた参加者も
時間が立つとどんどん作業に夢中になり、
アーティストな一面があらわれます。

ハンカチのほか、持参してきたバックやTシャツ、
ストールなどに思い思いに染めていきました。



かなづちの音が1時間鳴り響き、
終わった後はご満悦な笑顔で記念撮影。



この後は、ジビエと和ハーブを使ってのランチタイム。
戸澤さんが下ごしらえをしてきた料理に
切る、混ぜる、炒める作業を追加して完成させます。










作った料理はご覧のとおり。

・ウコギ飯・紫蘇飯
・ジビエ出汁と和ハーブの汁物
・萱草とニラのごま油炒め
・大根ヤマブドウ漬け
・ウコギのエゴ天と菊花の酢の物
・葛の花とガマズミの実の酵素のヨーグルトドリンク

これに熊肉のパテのクラッカーに
アケビの皮と朝採り野菜の炒めものが加わりました。

会員の方が持ってきてくれた野菜、
戸澤さんが作った熊肉パテの美味しいこと!

和ハーブの豊かな使い方を学ぶことができたランチでした。



ランチ後は、
戸澤さんによるマタギ・アイヌの和ハーブ活用についての講義を。

マタギ・アイヌそして山伏研究についての概要と
衣食住毎に活用してきた代表的な和ハーブついて紹介してもらいました。

暮らしに欠かせないものだったからこそ
植物を敬ってきた彼らの文化の深さを知ることができた講義でした。


あおもり藍からはじまり、和ハーブランチ、マタギ・アイヌの文化について体験し学んだ1日。

熊目撃情報により、黒森山周辺施設が閉鎖になったことをうけ、
森歩きからあおもり藍の体験へと内容が変更になった経緯がありますが、
これがかえって充実した内容となりました。


また、ご自分の畑の朝採り野菜や、
農家さんが栽培しているトウキを持ってきてくれた会員のおかげで、
大地の恵みを楽しむ時間にもなりました。


今年はこの活動で終了です。
当会の企画に参加してくださいました皆様、ありがとうございました。

来年はどのようにあおもり和ハーブについて学んでいくか、
会員同士で話し合いながら決めていきたいと思っております。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。